SEOをかじり始めたのが2013,2014年くらいから、今年は2017です。3,4年SEOと向き合ってきました。先人たちの書籍やブログも見て多少遡ってもいます。SEOに着目したキッカケはとあるパンダアップデートがあってから。 当時の「サイトは品質であり、外部リンクの効果は無くしていく」っていうのは、2012年くらいからSEO先駆者の人は表明していた。 つまるところ、Googleは2011年か2010年くらいから口にして、行動に移していたと思われる。
もう一つ、「スマホ対応」があったが、これはGoogleからは「私たちは5年前からそうしていくと伝えていて、急に言い始めたわけではない」と、言っている。
何が言いたいかというと、特許とか、Googleの最初の発言から、3年は経過しないと効果を十分に得られないということだ。 例えば、来年リリースするWebサービスがあって、その年と、その次の年で勝負をつけなければ会社の資金繰りに影響がある場合、 「3年先を見据えたSEO」は、効果がでるのが遅すぎるということになる。
寧ろ、上記のケースだと、2年目にリニューアルを準備して3年目にリニューアルをするスケジュールが良い。 そのため、Googleの最近の発言でSEO対策するべきではなく、現状効果のある少し過去のSEOをまず実装したほうがいい。 年々地域性を増すSEOだが、この対策は速い人は2014年から施策をリリースしていると思う。しかしながら、2016年の終わりまで、 ワードによっては「地域性の施策は負け組」と、言った状態が続いていた。ワードによってはというのが重要ね。
また、この「最初に言われてから3年目に効果の標準を合わせる」と、いうスケジューリングは、別の予防策にもなる。 例えば、polymer、Googleマテリアル(フラット)デザイン、オーサシップになる。これらは3年を絶たずして失速気味である。 このように、Googleも百発百中ではなく、数打って、ユーザの動きに合わせている。 これが3年後を基準にすることで、踏み外しが減っていく。
話がそれるが、ハンバーガーメニューが良くないって言われてから、それが浸透するまですごーーーっく時間が掛かっている。人に何かを伝達するのは、それだけ事象が確認されてから広まるまでに時間が掛かるということだ。
AMPは3年目?に入るのかな?割と早い段階で導入が進み、大企業に影響を与えているが、これが一般的に浸透するかは、 今年の1年の間に見定めて、参入するのであれば今年中に準備を開始した方が恩恵のスタートダッシュが切れるだろう。
小さい?話でいうとSSL化も3年程度たつのではないか、これもブラウザの表記が変わるなど今年見た目に影響の出る年を迎える。 順位変化が少ないといわれるが、それ以外の部分でも影響が出続けることから、2018年までにはSSL化すべきと踏んでいる。 日本のWebサービスは遅れているものの、世界的に見ればSSL化の失速が見られない。
と、いうことでこれまで割と長らくSEOと向き合ってきまして、SEOの先読み傾向のあった私の考えは成熟?し、 『急がないSEO、今年初ではなく、今年成熟するSEOを見ていくべき』と、考え、角が丸くなってきた次第です。
成熟したSEOは、少し前の情報になるから他所でも聞ける訳で。他所でも聞けない発想ということであれば、
・ 若年に定着した動画ブームから、動画検索のSEOを注力!見れば分かる。大本の動画が検索上位に来るわけではない!!
・ 音声検索が常識化、認識率の向上から、口に出して読みたいライティングを心掛ける!
・ Googleの著名人はツイッターなどで絵文字を使用している。このことから、機械学習で絵文字のもつ意味を理解するのではと踏んでいる。絵文字を使おう!
・ 嘘を見抜けないGoogle、オーサシップを捨てたGoogleがDeNAに隙をつかれました。大本、オリジナルの判別に力が入るのではと踏んでいます。
・ 個々の位置情報のマッチング強化により、興味のある人が興味のあるページ、人と人に直結するようになる。つまりマニア化、常連対応、不自然なSEOの除去が進む?
・ 因みに、共引用をGoogleは理解します。「私の飼っている犬の名前はヒムです。何といっても特技はお手です。」※いちいち犬のヒムを文頭に置かなくても、愛犬ヒムの特技がお手であると学習します。
根拠あるもの、事象から予想したもの入り乱れていますが、結局良いものは良いとGoogleが判断しようとする結果です。
Googleが嫌がるような裏読みや対策をするなとは言いません。なぜならその行動こそがGoogleをさらに成長させるからです。
「名前+ライティング力」「動画検索の流入」「地域性の向上、地域外の排除」あたりが私の今年初めの着目ポイントです。
何をもって、何年目?というのはざっくりとした感覚で捉えてください。